バドミントン、人との出会いが練習を変える
いつもの体育館。シャトルを打つ音、シューズが床を擦る音、そして仲間たちの声が響く。バドミントンサークルでの練習は、日常のちょっとした癒しであり、良い汗をかくための大切な時間だ。 そんないつもの風景の中に、時々新しい顔ぶれが加わることがある。初めて体育館の扉を開けて入ってくる人を見た時、いつもちょっとした期待とワクワク感がこみ上げてくる。どんなプレイスタイルなのかな、どんな話をする人なのかな、と。 実際に一緒に打ってみると、それがまた面白い。普段打ち慣れている仲間とは違うリズム、違うコース、違う球の速さ。最初は戸惑うこともあるけれど、それが良い刺激になる。相手の得意なショットに合わせて自分も新しい球を試してみたり、普段使わないコースを狙ってみたり。新しい参加者との練習は、マンネリ化しがちな自分のプレーに、思わぬ変化や発見をもたらしてくれるのだ。 休憩時間には、自己紹介をしたり、どこから来たのか、バドミントン歴はどれくらいなのか、なんて話で盛り上がる。学生時代にやっていた人、最近始めたばかりの人、転勤でこの街に来た人。バドミントンという共通の趣味を通して、普段なら出会わないような人たちと気軽に交流できるのも、サークル活動の醍醐味の一つだとつくづく感じる。 汗を流し、笑い合い、時には真剣勝負を繰り広げる。バドミントンは、ただシャトルを打ち合うだけのスポーツではない。そこには人との出会いがあり、新しい発見があり、そして何よりも楽しい時間がある。新しい出会いが、また次の練習を、そしてバドミントンライフをさらに豊かにしてくれる。これからも、たくさんの人との出会いを大切に、シャトルを追いかけ続けたい。