シャトル、ちゃんと選んでる?バドミントンの「飛び」を左右する影の主役

シャトル、ちゃんと選んでる?バドミントンの「飛び」を左右する影の主役

バドミントンをやってる皆さん、いつも使ってるシャトル、ちゃんと意識して選んでますか?「打てれば何でもいいや」って思ってる人もいるかもしれないけど、実はこのシャトル、ゲームの質を大きく左右する、縁の下の力持ちなんです。 まず、シャトルには大きく分けて二種類あるのを知ってますか?一つは「羽根シャトル」、もう一つは「ナイロンシャトル」です。 羽根シャトルは、その名の通り鳥の羽根(主にガチョウやアヒル)でできていて、プロの試合や真剣な練習で使われることが多いですね。打った時の感覚が繊細で、球筋も美しいのが特徴です。ただ、一本一本手作りなので高価な上、羽根が折れやすいのが難点。一球で何百円もするものが、あっという間に使えなくなっちゃうなんてこともザラです。 対してナイロンシャトルは、合成樹脂でできています。とにかく丈夫で、羽根シャトルに比べてずっと長持ちします。価格も手頃なので、初心者さんやレクリエーション、学校の部活動などでよく使われます。羽根シャトルほどの繊細な打感はないけれど、気軽にバンバン打てるのが魅力ですね。 そして、もう一つ大事なのが「スピード番号」です。シャトルって、気温や湿度によって飛び方が変わるのを知ってましたか?暑い夏は空気が薄くなってよく飛ぶし、寒い冬は空気が重くて飛びにくくなります。その調整のために、シャトルには「1番」から「5番」くらいのスピード番号が振られているんです。番号が小さいほど飛びが速く、大きいほど飛びが遅いシャトルになります。 例えば、夏場や標高の高い場所では飛びすぎるのを抑えるために遅い番号(4番や5番)を、逆に冬場や体育館が寒い時は飛距離を稼ぐために速い番号(1番や2番)を使うことが多いんですよ。これ、意識して使うとラリーの質が全然違ってきます。 ラケットやガット選びももちろん大切だけど、シャトル選びもバドミントンをより深く楽しむための重要な要素です。次にシャトルを手に取るときは、ちょっとだけ意識してみてくださいね。きっと、いつものプレーがもっと面白く感じるはずですよ。