練習中の集中力、いつの間にかどこかへ…
バドミントン練習、いかがお過ごしでしょうか。 最初の方は集中して打ち込んでいたのに、時間が経つにつれて「あれ、今何してたっけ?」なんてこと、ありませんか? 特に休憩を挟まずにひたすら打ち続けるメニューだと、後半はラケット振ってるだけのロボット状態になりがちです。 練習の序盤は、体がまだフレッシュな状態なので、コーチの指示や意識したいポイントにしっかり集中できます。フットワークも軽やかで、シャトルへの集中力も高い。ですが、30分、1時間と経つにつれて、徐々に集中力は途切れがちになります。理由はいろいろあります。体の疲労はもちろん、単調な繰り返し練習による飽き、今日の夕飯は何にしようかなとか、明日の仕事は、なんていう雑念が頭をよぎったり。 集中力が切れてしまうと、せっかくの練習も効果半減です。フォームが崩れたり、フットワークが遅れたり、思ったところにシャトルが飛ばなくなったり。それはもったいないですよね。 じゃあ、どうしたら集中力を保てるのか。僕が試しているのはいくつかあります。 一つは、短い休憩をこまめに挟むこと。水分補給のついでに軽く体を伸ばしたり、次の練習メニューを頭の中でシミュレーションしたりするだけで、結構リフレッシュできます。 もう一つは、一つ一つのショットに目的意識を持つこと。「今の一球は、スマッシュのコースを狙う」「次は相手のフォア奥に深く入れる」など、漠然と打つのではなく、具体的な課題を設定するんです。そうすると、自然と集中力が高まります。 さらに、意識的に「よし、ここからあと5本だけ全力で集中!」と区切りを作るのも有効です。短い時間でも集中できると、その後のパフォーマンスも上がることがあります。 もちろん、常に集中し続けるのは難しいことです。疲れている時は無理せず、休憩をしっかりと取ることも大切です。でも、ちょっとした工夫で、練習の質は格段に上がります。集中して取り組んだ練習は、必ずや上達へと繋がるはずです。