そのシャトル、本当に合ってる?奥深き練習球の世界
バドミントンをプレーする時、みんなは何気なくシャトルを使っていると思う。でも、ちょっと待って。実はこのシャトル、練習の質を大きく左右するくらい奥深いものなんだ。今日はその練習球選びについて、ちょっと語らせてほしい。 まず、シャトルには大きく分けて「水鳥羽根」と「ナイロン羽根」があるのは知ってるよね。一般的に、水鳥羽根は打球感が良くて試合に使われることが多いけど、値段も高め。一方、ナイロン羽根は耐久性があって安価だから、レジャーや初心者向けに使われることが多い。でも、練習で使うなら、もっと細かく見ていくと面白いんだ。 水鳥羽根のシャトルにも、実はグレードがある。「1番」とか「3番」とか、温度表示の数字で表されることが多いんだけど、数字が小さいほど羽根が厚くて耐久性があり、飛行速度が速い傾向にある。逆に数字が大きいほど羽根が薄く、飛行速度が遅め。気温に合わせて選ぶのが基本だけど、練習用として考えるなら、ここがポイント。 例えば、基礎打ちやパターン練習。連続して何十本も打つから、水鳥シャトルだとすぐに羽根が折れてしまうなんてことも。そんな時は、少しグレードを落としたシャトルや、耐久性を重視した水鳥シャトルを選ぶと経済的だし、精神的にも気兼ねなく打てる。あるいは、もっと耐久性を求めるなら、ナイロンシャトルを混ぜて練習するのもアリだ。ただし、打球感や軌道は大きく変わるから、試合を意識した練習ではやはり水鳥シャトルを使いたい。 ゲーム練習やスマッシュの打ち込み練習なんかでは、少し良いシャトル、例えば試合で使うものと同じか、それに近い打球感のシャトルを使うのがおすすめ。そうすることで、より実践に近い感覚でプレーできるし、シャトルの軌道や落ち方も把握しやすくなる。 シャトルは消耗品だから、つい安いものを選びがちだけど、練習の目的や内容に合わせて使い分けることで、効率的かつ効果的な練習ができるようになるんだ。ちょっと意識するだけで、バドミントンがもっと楽しく、上達のスピードも上がるかもしれないよ。ぜひ、次の練習からシャトル選びも楽しんでみてほしい。